第33回全国定通大会を終えて

目次

大会最終結果

男子:3位

優秀選手賞:金子 道風(3年生)

女子:優勝(3年連続20回目)

優秀選手賞:佐野(4年生・3年連続)・久保(4年生)

大会を終えて

男子コーチ:佐々木 理喜

 今年のチームは、身長も高くなく全体のスキルレベルも高いものではなかったので、走り勝つことを目標にして練習が始まりました。

 当初はDF中心に練習を組み、個人DFの弱さをチー ムDFでカバーしてなんとか戦っていました。冬が明けた頃から OFの戦術的な練習を始めましたが、なかなか噛み合わず選手同士で気持ちの面で衝突するようなこともありました。大会1ヶ月前頃からようやく形になってきて、戦えるチームとなり全国大会を迎えました。

 全国大会、初戦(2回戦)、3回戦、準々決勝は、相手の得点を56点以下に押さえスピード重視の展開で優位に立ちました。シュートも好調で、危ない場面、追い上げられた場面がありながらもなんとか逃げ切り、準決勝に駒を進めました。

 準決勝の相手である東京1位の都立荻窪高校は、長身のセンターとスキルフルなガード2枚を擁する強豪校で、試合開始直後から連続3Pで流れを持っていかれ、こちらのOFも相手のゾーン DFを上手く切り崩すことができず、ハーフ終了時点で25点以上の差をつけられてしまいました。後半スタートから果敢に攻め ますが、シュートが思うように決まらず、点差のあるシーソー ゲームで試合が終了。最終スコアは57-86でした。

 4年生が1人もいないなか望んだ全国大会でしたが、試合に出場したそれぞれの選手が自分の持ち味を発揮し準決勝まで駒を進めることができました。 来年もメンバーが減る事なくチームがスタートすることはある意味幸運な事だと思います。今年の全国大会で得た試合経験を糧に、来年こそは優勝カップを奪還できるよう、選手と共に頑張ってまいります。

男子キャプテン:金子 道風

 この度は全国定時制通信制バスケットボール大会の出場にあたり、OBGの方々に多くのご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございました。今年度も、無事に男子バスケットボール部13名全員で全国大会に行くことができました。

 今年のチームは4年生がおらず、3年生以下のチームでした。また、今まで試合に出場した経験がないプレーヤーがほとんどでした。ですが、先生がたくさんの練習試合を組んでくださったり、その度にコーチがチームに必要な課題を与えてくれたりしました。また、OBの方々が週末に部活に来て試合をしたり、私たちにアドバイスもしてくださいました。それに加えて、ずっと文句を言わずに水を汲んでくれたり、必要な物を準備してくれたマネージャー、その他多くの方々の支えがあり、優勝はできませんでしたが三位という成績を残せました。誠にありがとうございました。

 今年のチームは、なんといっても経験がなさすぎました。身長も高くなく、パワーも無く課題が多くありありました。最初はOBGの方々と試合をしても全く歯が立たず、練習試合でも勝つことができませんでした。その度にさまざまな壁にぶつかりましたが、3年生を中心に全員で一つ一つ乗り越えていきました。

 全国大会初戦(初戦はシードで2回戦目)は浅草高校という東京2位のチームでした。初戦から苦戦を強いられてました。相手の中心選手は185㎝の身長の高い選手で、身長の高くない私たちはDFで足をいっぱい動かし流れを引き寄せました。相手の流れになりそうな時は、とにかく声を出し、とにかく走り、そして何とか相手に食らいついて勝利することができました。

 3回戦目は、試合の動画を見て対策を考えることで、相手の身長が全体的に高かったですが、差をつけて勝利することができました。準々決勝では、前半で20点差つけましたが、気を抜いてしまい逆転されそうになりましたが、最終的には勝利することができました。

 最終日、準決勝の相手は東京1位の荻窪高校。相手の絶対的エースを抑えることができず、相手のディフェンスにも対応できずに大差をつけられ負けました。

 大会の結果は3位でしたが、来年も誰一人欠けることなく同じメンバーで戦えるので、また同じメンバーで来年は優勝します。支えてくださった先生、コーチ、OBの方々、マネージャー、プレイヤー13人、皆さんのおかげで、東京体育館という大きな舞台で自分たちの力を出し切ることができました。

 本当にありがとうございました。引き続き応援の程よろしくお願いいたします。

女子コーチ:郡山 里音

 今年も優勝という結果を残すことができ、OBGの方に良い報告ができたことを嬉しく思います。いつも陰ながら二部バスケットボール部を支えてくださり、ありがとうございます。

 今年は、優勝した昨年の主力選手が多く残っていました。チームバランスも良く、優勝を確信できる程の実力を持っていたと私は思います。ですので、試合に勝つのは大事ですが、何よりもどこのチームより楽しくバスケットボールを出来るチーム作りを考えました。

 全国大会に関しては、初戦からオールコートでプレッシャーをかけ、試合を優位に運ぶことが出来ました。また、2回戦では、15人全員が出場かつシュートを決める事が出来ました。そして、決勝戦まで危なげなく勝つことが出来ました。

 決勝戦では、3年連続の対戦となる、都立一橋高校。1Qが始まり、出だし先制点を決められ点の取り合いとなりました。しかし、選手の表情もとても良く、ベンチにいるチームメイトや観客席の応援によりとても生き生きとしていました。そして1Qのラスト24秒、得点は16-16の同点。キャプテンにアイソレーションをさせブザービートの3ポイントを決めてくれました。そのブザービートで勝利を確信したといってもいいほどの大きな3ポイントで、鳥肌が立ったほどでした。そこから、オールコートディフェンスで相手の体力を削っていき、少しずつ点差が開いていき、無事に勝ち切ることが出来ました。

 この優勝が出来たのも、キャプテン・副キャプテンがチームを引っ張ってきてくれて、そこについていく部員全員が勝ちたいという強い気持ちが、どこのチームよりも勝っていたためだと思います。また、沢山の応援してくださった方々へ、「優勝」という最高の形で恩返し出来て良かったです。4年生7名(選手6名、マネージャー1名)がこの大会で引退となりますが、残った下級生にも、才能あふれる選手が沢山いますので、来年4連覇出来るよう、指導させて頂きたいと思います。

女子キャプテン:佐野 りえ

 OBGの皆様、保護者の皆様、日頃から私たちにお心寄せくださり、ありがとうございます。たくさんの方々のご支援やご協力のおかげで、無事に全国定通大会に出場することができました。誠にありがとうございました。

 今年度も新型コロナウイルスの影響を大きく受ける中での活動になりました。新チームになってからは、同級生と決めた「繋ぐ」(仲間の繋がり、身上などで今の自分に何が大切か気づかされるといった、これまでの自分と今の自分との繋がり)をテーマとして全国定通大会を連覇することを最終目標としました。

 今年度も、松下先生と郡山コーチから技術指導をしていただきました。昨年とはゾーンの形が変わり、1から覚えることも多く難しいこともありましたが、コーチが1つずつ丁寧に教えてくださり、新しいディフェンススタイルへと導いてくださいました。

 寮内クラスターなどで9月から11月上旬までは全員が揃ってバスケットボールができず、また3月からは体育館の使用が交代制となり、改めて全員でバスケットボールができること、バスケットボールができる環境があるということが、どれほどありがたいことなのかを痛感しました。4月には1年生6人が入部してくれたので、選手は18人、マネージャー4人、合計22人となりました。今までにない人数の多さに嬉しく、さらに全国大会に向けて全員の気持ちが強くなりました。

 練習を重ね、残り1か月弱になったとき、怪我人が増え思うように動けず、できるメニューが限られてしまい、このまま全国大会に出場すると思うと不安でした。とても辛くて苦しい期間でしたが、部員全員で心を一つにして、感謝の心を忘れず、限られた時間で今の自分に何ができるのか考え、神殿へ足を運び、1日でも早く治るよう願いました。大会までの残り1週間は、怪我が悪化することなく思うように動くことができ、最後まで「楽しんでプレーする」ことを言い続けて、みんなにも意識してもらい、全国大会に挑みました。

 初戦である2回戦の県立狭山緑陽(埼玉)、準々決勝の都立八王子拓真(東京2)、準決勝の名古屋市立中央(愛知)と危なげない戦いで圧勝して勝ち進みました。決勝戦の相手は、昨年度と同じ都立一橋高校。行けなかった6人(選手3人、マネージャー3人)の想いを背負って「楽しむ」ことを忘れず、自分達らしいバスケをしようと、部員全員で心を1つにし、決勝戦を迎えました。前半は何度か逆転されたものの、74-49で無事に優勝することができました。

 大会期間中に発熱者や体調不良者も出ずに、本当に親神様のご守護を感じる大会となりました。そして何より、連覇へと導いてくださった松下先生、お忙しい中でも毎日来てくださった郡山さん、顧問の足立先生、山田先生に心から感謝しています。

 OBGや保護者の皆様、また応援してくださった方々に良い報告ができて本当に嬉しいです。来年も優勝できると思うので、これからもよろしくお願いします。本当にありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次